ページ表示速度のSEOへの影響【Googleの中のひとの発言は?】

Google はスピードに夢中です。
見かけの速度の増加がユーザーの幸せとエンゲージメントの直接的な増加にどのようにつながるかを何度も何度も見てきました。
Google が夢中な “スピード(ページ表示速度)” !
ページ表示速度を改善したら、果たして SEO への影響はどうなのか?
Google の中のひとの発言を調査しました。
本記事のトピックス
結論:ページ表示速度を高速化しても、プラスの SEO 効果は生まない
【悲報】ページ表示速度を高速化しても、順位は上がりません。
ウェブマスターオフィスアワー 19 年末スペシャルにおいて、以下のような Q & A がされていました。
(要約)
Q. ページ表示速度と掲載順位には関係性がありますか?A. ページ表示速度が速ければ順位を上げるのでなくて、現状ではとても遅いページの順位を下げるという形で採用しています。
なぬーーーーーーーん😂
え、スピードに夢中なのに!?
モバイル端末利用者の急激な増加を目の当たりにし、Google は 2018 年、「スピードアップデート」なるものを実施しました。
それが意味するものは何ですか?
🤔「私たちは短気です。ページを 1 秒でも速く表示してください!」
という、ユーザーさんの潜在的な不満を解消するためです。
Web サイトの高速化は、サイトの所有者だけでなく、すべてのインターネットユーザーにとって重要です。より速いサイトは幸せなユーザーを作成し、サイトの反応が遅い場合、訪問者がそこで過ごす時間が少なくなることが内部調査で確認されています。
“スピードアップデート” の知らせは、SEO を意識するサイト運営者に以下 2 つの考えを植えつけました。
- ページ表示速度を高速化すれば、掲載順位が上がる
- ページ表示速度を高速化しなければ、掲載順位が下がる
結論で述べたとおり、残念ながら前者の考えは否定されたカタチ。
じゃあ、ページ表示速度の改善に取り組まなくていいですか?
ページ表示速度が遅いと逆 SEO 効果あり(ユーザーさんの行動も悪化)
さきに述べた 2 つの考えのうち、後者の考えは当たっていました。
表示速度の遅いページを放置していると、以下 2 つの悪影響をまねきます。
- 掲載順位が下がる
- ユーザーさんの行動を悪化させる
順に解説します。
掲載順位が下がる
対象: 表示速度が遅すぎるページ(サイト)
「ページ表示速度を高速化しても SEO 効果はなく、遅すぎるページに対しては、掲載順位を下げるという措置を取っている」
とすでにお伝えしましたが、残念ながら、具体的に何秒とまでは言及がありませんでしたね。
では、ユーザーさん目線で何秒が遅いか考えてみましょう。
ページ表示速度が 5 秒以下の場合、かなり遅いと感じるのではないでしょうか?
Google は常にスピードを重視しています。
今後は、“かなり遅い” ページだけではなく、“遅い” ページにまで掲載順位を下げる措置が拡大される可能性もあります。
動向を注視しておきましょう。
Google ウェブマスター向け公式ブログを要ブックマーク!
ユーザーさんの行動を悪化させる
対象:表示速度が遅い、もしくは遅すぎるページ(サイト)
速くも遅くないページは放置してもいいですか?
たしかにかなり遅いページでなければ、SEO 面での悪影響はありません。
ところが、ユーザーさんの行動にはダイレクトに影響を与えます。
「Pingdom」という企業の調査結果によると、ページ表示速度が 3 秒以上かかると、ユーザーさんの「ある行動」を急増させます。
その行動とは、「1ページだけ見て、サイトから離脱する(=直帰する)」という行動。
もしかしたら、内容を見るまえに離脱している可能性すらあります。

Google の公式情報にも、同様のデータがあります。
引用:Think with Google/Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
これを避けるにはどうしたらいいですか?
ページ表示速度の確認方法
あなたのページ表示速度は、改善すべき値ですか?
まずは実力を把握しましょう。
Google の公式ツールが利用できます。(簡単 3 STEP!)
ページ表示速度は 3 秒未満でしたか?
🤔「困りました、表示速度が 3 秒以上です…」
その場合、つぎの章を参考にしてください。
ページ表示速度の改善方法 5 選
ページ表示速度を改善する方法は、5 つあります。
- 不要なテーマ、プラグインの削除(効果中〜大)
- 画像の圧縮(効果中〜大)
- サーバーの切り替え(効果大)
- ブログテーマの切り替え(効果中〜小)
- プラグインの導入(効果小)
さいしょに言っておきます。
① と ② はやるかやらないかではなく、かならずやってください!
手間が少なく、効果の大きいものだからです。
では、それぞれ解説します。
①不要なテーマ、プラグインの削除(効果中〜大)
もっとも簡単で、もっとも効果の大きいものは何ですか?
どのテーマをつかっていますか?
つかわなくなった、または効果を実感できていないプラグインはないですか?
これだけで、絶大な効果を発揮するケースがあります。
②画像の圧縮(効果中〜大)
おっと、ページの読み込みに時間がかかっています。
要因は何ですか?
メガバイト!?
- 画像圧縮の無料ツール → Bulk Resize Photos
目安として、700px:500px サイズの画像で 50KBくらいがちょうどいいサイズです。
③サーバーの切り替え(効果大)
①ゴミを捨てて、②画像を圧縮しました。
もっと表示速度を改善するにはどうしたらいいですか?
それはときに、10 個の細やかな高速化施策より強力です。
具体的に何秒速くなりましたか?


ちなみにサーバーは、「Conoha Wing(コノハウィング )」です。
④ブログテーマの切り替え(効果中〜小)
これはとても美しいテーマです。
見惚れてしまいました。
しかし、表示速度に配慮がされていますか?
ちょうど美しい高画質の画像データが重たいように。
- 表示速度を配慮したブログテーマ →ELEPHANT3 とは?
⑤プラグインの導入(効果小)
もっと手軽に表示速度を改善できる方法はないですか?
ただし、あまり効果を期待しないでください。
ページ表示速度の改善には、以下3つのタイプのプラグインが有効です。
- 画像遅延呼び込み
- キャッシュ最適化
- コード圧縮
それぞれオススメのプラグインをご紹介します。
画像遅延呼び込み
データサイズを減らさずに、ページ表示速度を速くできますか?
ユーザーさんが閲覧している画面内の画像データのみ先に呼び込み、残りの画像はスクロールする過程で順次呼び込んでいくという仕組み。
一度に呼び込むデータ量が減るため、ページ表示速度が速くなります。
画像遅延呼び込みのオススメプラグインは以下。
- a3 Lazy Load
なにかデメリットはありますか?
🤔「おや、ここはどこですか?」
手順解説系の記事への導入は、逆にユーザビリティの低下を招くおそれがあります。
キャッシュ最適化
こんにちは、再訪者さん。
前回よりもっと速く、サイトを表示できます。
“キャッシュ” とは、ユーザーさんのブラウザや端末に一時的に保存しておくデータのことです。
これを活用することにより、2 回目以降のサイト表示スピードが速くなります。
キャッシュ系のオススメプラグインは以下。
- WP Fastest Cashe
なにかデメリットはありますか?
コンテンツを少し変更しました。
😳「おや、何も変わっていませんが…」
ユーザーさんから見たとき、変更が反映されていない場合があります。
また、キャッシュ系のプラグインは、ほかのプラグインに干渉する場合も多いです。
動作不良を起こしてないか確認しましょう。
コード圧縮
HTML, CSS などのコードの空白(スペース)もデータです。
余計な改行や空白を削除することで、データ量を圧縮できます。
ページ表示速度も、わずかながら速くなります。
コード圧縮のオススメプラグインは以下。
- Autoptimize
気をつけるべきは何ですか?
デザインに変わったところがないか確かめましょう。
プラグインの入れすぎに注意
プラグインの数が増えることにより、ページが低速化することもあります。
プラグインを摂取しすぎて、ファットサイト(デブサイト)にならないよう、カロリーコントロールを忘れずに。
まとめ:ページ表示速度の高速化は、間接的な SEO 対策になる
何度も言ってきたように、ページ表示速度を高速化することによる、直接的な SEO 効果はありません。
しかし、間接的な SEO 効果は期待できます。
(ページ滞在時間・PV の増加)
ページ表示速度の高速化に取り組まない理由がありますか?
ではでは(`・ω・´)ゞ
このブログに出会ったがさいご。
笑いながら、楽しみながら、ブログを継続するしかない。
ブログで稼ぐ?ブログで成功?
そんなものは、ブログを楽しんでから言え!
楽しめ!笑え!ほ〜ら挫折ゼロだ!
あ、ブログ楽しみましょう☆