【質の高い記事とは?】Googleガイドラインから判明した5つの条件

「質の高い記事を書きましょう!」
こう言われて疑問におもうのは、「じゃあ具体的に質の高い記事とは何か?」だとおもいます。
質の高い記事ってなんだか抽象的な気がしてしまいますが、じつは Google は9段階で明確にランク分けしています。
最低、最低+、低、低+、中、中+、高、高+、最高
以上の9段階。
本記事ではその9段階のなかでも、「最高(=最高品質)」のお墨付きを得るための条件について、Google の公文書にもとづいて解説していきます。
本記事のトピックス
質の高い記事を書くための5条件【Google公文書から読み解く】
ではさっそく、Google から最高品質の評価を得るための5条件を明らかにします。
- ページの目的を理解する
- EATレベルを高める
- メインコンテンツ(タイトル含む)の質と量を確保する
- 運営者の情報を開示する
- サイトの評判を高める
Google の公文書(検索品質評価ガイドライン)から参考にしたのは以下の部分。
3.1 ページ品質評価:最も重要な要因
・ページの目的
・専門知識、権威性、信頼性(EAT)
・メインコンテンツの質と品質
・運営者に関する情報
・運営者に関する評判4.1 高品質ページの特性
・高レベルのEAT
・説明的または役立つタイトルを含む、満足のいく量と質のメインコンテンツ
・満足できる運営者情報
・運営者に対する肯定的な評判5.0 最高品質のページ
最高品質ページは、高品質ページの特性にくわえて、以下のうち少なくとも1つを有します。
・非常に高レベルのEAT
・非常に満足できる量と品質のメインコンテンツ
・運営者に対する非常に肯定的な評判
さて、情報ソースを明らかにしたところで、5つの条件をブレークダウンしていきましょう。
ページの目的を理解する
✅このページ(記事)は、何のために存在するのか?
この最重要かつ、究極とも言えるそもそも論を、自分の記事に問いかけていますか?
🤑「アホなの?そんなのお金を稼ぐために決まってるでしょ?」
という黒い本音はいったん置いておくとして、記事の目的の例をいくつかあげてみます。
- ブログ運営記事
→ブログ運営に関する疑問に答えたり、ツールの紹介をしたり、情報共有することが目的。 - 商品紹介記事
→商品に関する情報を提供したり、販売することが目的。 - ニュース記事
→ニュースに関する情報を伝えることが目的。
あなたの書いた記事の内容は、ちゃんと目的に沿っているでしょうか?
僕もそうでしたが、これができてない記事を多く見かけます。
「近くの和食屋」と検索したのに、検索結果に “洋食屋” が出てくるようなものです。
ユーザーさんがキーワードという「問い」を検索エンジンに投げかけているのに、まったく違う「答え」を記事に書いてはいけません。
🤔「自分の書きたいこと・伝えたいことを書いたらダメ?」
もちろんそういうメッセージ性の強い記事もときには必要ですが、SEO対策をするなら以下を徹底します。
ユーザーさんの知りたいことを書く!
この記事の場合は以下のように考えました。
「質の高い記事って、具体的にどんな条件を満たせばいいの?」
この考えをもとに、記事の構成を組み立てています。
ユーザーさんは、検索して何を知りたがっているのか?
この「ユーザーさんが検索する目的」のことを、「検索意図」と呼びます。
じつは “検索意図” を理解することが、イチバンのSEO対策になります。
検索意図の理解には、以下の記事が役立ちます。
EATレベルを高める
EAT とは、専門性、権威性、信頼性のそれぞれの頭文字を取ったもので、Google が近年とても重要視している概念です。
EAT を理解することは、SEO対策には必要不可欠!
ハッキリ言いましょう。
メタディスクリプションがどうとか、画像オルトタグがどうとか、そういうテクニカルなSEO対策は、EAT や検索意図に比べたら影響はちっぽけ!
EAT についてくわしくは、以下記事で解説しています。
検索上位を取りたいなら、必読です!
メインコンテンツ(タイトル含む)の質と量を確保する
メインコンテンツ(以下 MC)とは、広告等を除いた「本文」のことです。
MC の質と量を確保することは、相変わらず重要なSEO対策。
それを気にする必要はありません。
どちらもたいせつだからです。
一部には「文字数は少なくていい」という意見もあるみたいですね。
しかし、そもそも前提がおなじでないことに注意してください。
その前提とは、「ドメインパワー」のこと。
ドメインパワーとは、おもに被リンクの量や質を基準に、サイトの強さ(上位表示のされやすさ)を数値化したものです。
このドメインパワーが高い場合、文字数が少なくても上位表示されることはよくあります。
たとえばドメインパワーが「1」と「50」の2つのサイトがあったとします。
😭ドメインパワーが「1」のサイトは、5,000 文字の記事を投稿しても上位表示されませんでした
☺️ドメインパワーが「50」のサイトは、1,500文字の記事を投稿して上位表示されました
こういうことが普通に起こります。
残念ながら勝敗を決めるのは、「MCの質と量だけではない」ということです。
とはいえ、文字数(情報量)が多いほうが上位表示されやすい傾向にあるのは、以下の調査結果を見ても明らか。
ドメインパワーが強いサイトの運営者が言ったのだとしたら、これを鵜呑みにするのは好ましくありません。
タイトルもMCに含まれる
記事タイトルも、MC のうちに含まれます。
検索品質評価ガイドライン 2.4.1「メインコンテンツの特定」より
わかりやすいタイトルにより、ユーザーは必要な情報を得ることができます。
ユーザーの役に立つタイトルは、ページに訪問する決定要因となり、MCの内容を要約しています。(意訳)
ワォ、完璧!
特に付け足すことはないですね。
わかりやすいタイトルを心掛けましょう。
記事のクリック率をあげるため、興味を引くのも忘れずに!
結局は、クリックされなければ読まれないですからね。
運営者の情報を開示する
あなたは誰ですか?
どんな目的をもってサイト運営をしていますすか?
プロフィール記事がないなら、かならず作成してください。
運営者の情報を、ユーザーさんからも Google からも見えるようにしておくことは、効果的なSEO対策です。
Googleの公文書にも、以下のように記されています。
検索評価品質ガイドライン 4.3「明確で満足のいくウェブサイト情報:責任とカスタマーサービス」より
Webサイトの責任者を理解することは、ほとんどの種類のWebサイトのEATを評価する上で重要な部分です。
ユーザーがサイトを安心して信頼できるように、品質の高いページにするには、Webサイトに関する明確な情報を含める必要があります。(意訳)
運営者の評判
評判とは、「被リンク」のこと。
良質な被リンクを集められれば、質の高い記事という評価を受けられます。
良質な被リンクを集めるためには、「質の高い記事」を書くことです。
話が循環してますが要するに、「質の高い記事」を書けば、おのずと良質なリンクが集まるということです。
SNS からの流入が一時的に集中すると、「Google砲」なるものを受けられる可能性があります。
通常なら順位が上がるまでに3ヶ月前後かかるところ、記事を投稿した即日に上位表示されるという、なかなかの代物です。
“Google砲” を受けるための条件は以下。
✅死ぬまでに一度は受けたい
【Google砲】の発動条件❶インデックスされていること
❷初期流入が多いこと
❸トレンドに乗っていること❶❷は必須。
❸はあったほうが良い感じ。これを踏まえ僕含めたザコにできること👉SNSアカウントを育てるべし!
できれば複数。#ブログ初心者#ブログ書け— ずーかま@サーチ猿人オプティマイザー (@datsusalaryman) January 24, 2020
もう少しくわしく知りたい方は、以下記事も参考にしてください。
質の高い記事にするための5条件が明らかになりました。
この5条件を満たすためにやることは何ですか?
そう、MC(メインコンテンツ)の作成です。
というわけで「MC品質の高め方」について、もう少し深堀りしていきます。
MC品質の高め方
まずはGoogleの公文書の内容を確認しましょう。
検索品質評価ガイドライン 5.1「非常に高品質のMC」より
非常に高品質のMCは❶独創的で、❷事実に正確で、❸包括的で、❹明確に伝えられており、❺専門的に提示され、必要に応じて専門家のコンセンサス(同意・意見)を反映する必要があります。(意訳)
MC品質を高めるためには、これら❶〜❺を満たすことです。
ひとつずつくわしく見ていきましょう。
❶独創的であること
検索品質評価ガイドライン 5.1「非常に高品質のMC」より
非常に高品質の MCをしばしば区別する要因は、特定のウェブサイトに固有のコンテンツ(オリジナルコンテンツ)を作成することです。(意訳)
こう記載されているとおり、コンテンツの内容が独創的であることは、「高品質」と「非常に高品質」とをわける要因となります。
では独創的(固有)とは、いったいどのような内容のことを指すのでしょうか?
考えられるものは以下。
- 一次情報(あなたが一番乗りの情報)
- あなたの経験
- あなたの意見、見解
- あなたが独自に調査した内容
イチバン上の “一次情報” は、僕含む 99% の凡人には生み出せないのであきらめるとして、やれるのは残りの
3つですね。(ほかにもあるとおもいます)
つまりはこういうことです。
あなたのサイトでしか見れない情報を用意しましょう。
それが他サイトとの差別化の要因になります。
❷事実に正確であること
あなたが発言した内容を、ユーザーさんに信じてもらいたいですか?
そのためにできることは何でしょうか?
そう、事実を述べましょう。
「○○さん(権威者)が言ってた」と言ってしまいがちですが、それが事実かを確認しましたか?
ユーザーさんからの信頼を得たいなら、データなどでの事実確認をおこたらないようにしましょう。
❸包括的であること
「情報の網羅性」というやつですね。
ユーザーさんが「満足できる」量の情報を、網羅的に載せる必要があります。これをやろうとすると、必然的に文字数が多くなるはずです。
とはいえ、文字数で判断してしまうのは好ましくありません。
以下の質問をしてみましょう。
ユーザーさんの知りたいことは、すべて書き尽くしただろうか?
❹明確に伝えること
「内容のわかりやすさ」も記事の質を左右するだいじな要素です。
いくら専門的な内容が書かれていようが、たくさんの情報が載っていようが、わかりにくくてはそれは質の高い記事とは言えません。
内容をわかりやすくすることに時間をかけましょう。
以下のGoogleの言葉を信じるなら、その価値はありそうです。
検索品質評価ガイドライン 5.1「非常に高品質のMC」より
ページのMCは、時間をかけて作成されたときに、非常に高いまたは最高品質であるとみなされます。(意訳)
❺専門的に提示すること
事実やデータなどを引用して、専門的な内容に仕上げましょう。
あなたが専門家でなくとも、簡単に内容を専門的にする方法があります。
専門家の意見を引用しましょう。
専門家の意見を引用することで、権威性を借りることもできます。
だいじょうぶ、僕もよくつかう手です。
つかえるものはつかいましょう。
ただし引用する場合は、以下2点を厳守しましょう。
- 引用元を明記する
- 引用した部分を明確にする
まとめ:質の高い記事の作成には時間がかかるもの
早く記事を書く必要はありません。
質の高い記事をかくためには、それ相応の時間は必要です。
Google も質の高い記事の作成に時間がかかることは認識しています。
先ほどもあげた内容ですが、いま一度載せておきます。
検索品質評価ガイドライン 5.1「非常に高品質のMC」より
ページのMCは、時間をかけて作成されたときに、非常に高いまたは最高品質であるとみなされます。(意訳)
何はともあれ、ユーザーさんが満足するコンテンツを目指しましょう!
では今回はこの辺で(`・ω・´)ゞ
このブログに出会ったがさいご。
笑いながら、楽しみながら、ブログを継続するしかない。
ブログで稼ぐ?ブログで成功?
そんなものは、ブログを楽しんでから言え!
楽しめ!笑え!ほ〜ら挫折ゼロだ!
あ、ブログ楽しみましょう☆