【EATとは?】SEOで重要視される概念を超わかりやすく解説

SEO をわりと真剣に取り組んだことがあるひとなら、一度は耳にしたことがあるであろう「EAT」(イーエーティーもしくはイートと呼ぶ)というコトバ。
そして普段なら、こういう意味不明な英語の略語が出てくると、拒絶反応を起こしてスルーするワタシ・・・
しかし次第にこのブログ内で「EAT」を扱う回数が増えてきたため、ついにこの言葉と向き合うことにしました。
向き合うからには真正面からぶつかり、念入りに粉砕いたしました。
あ、「わかりやすく解説した」ということです😎
どうぞご期待ください。
という自分でハードルを上げる Style でお届けします。
本記事のトピックス
EAT とは?
Expertise(専門性)、
Authoritativeness(権威性)、
Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、検索エンジン最適化(SEO)で重要視される項目のひとつ。
なお、“重要視される” 根拠は以下。
3.1 ページ品質評価:もっとも重要な要因
・ページの目的
・専門知識、権威性、信頼性 (EAT)
・メインコンテンツ(MC)の質と量
・ウェブサイト情報/MCの責任者に関する情報
・ウェブサイトの評判/MCの責任者に関する評判
このように EAT は、Google の検索順位に影響してくる、とても重要な概念です。
EAT はなぜ重要視されるの?
それはもちろん、「ユーザーさんのため!」
Google はユーザーさんの満足を第一に考え、検索エンジンを運用しているからです。
そのことがなぜ、EAT を重要視することにつながるのか?
たとえばあるひとが、「コロナウィルスに市販薬が効いた!」みたいな記事を投稿したとします。
これがウソの情報だったらどうなるでしょうか?
😵その情報を信じたひとがコロナウィルスに感染しても、「市販薬を飲んでるから大丈夫」と病院に行かないまま、重症化してしまうかも…
😵あるいは市販薬を飲んだことで治ったと勘違いし、外出してウィルスをばら撒いてしまうかも…
そうなると検索したユーザーさん自身はもちろんのこと、ほかのユーザーさんの不利益にまでつながってしまいます。
Google はこのような “ユーザーさんにとって不利益な情報” を、検索結果からすべて排除したいと考えています。
いったいそれはどうやって実現されるのか?
そう、EAT によって!
Google は EAT を、「その情報はユーザーさんにとって不利益か否か?」を判断する基準として用いています。
だからこそ、EAT を重要視しているというわけです。
では具体的にどう判断しているのか?
これは、「情報の真偽を見極めるときのユーザーさんの思考」がベースとなっていると考えられます。(推測です)
たとえば以下のように。
🤔こいつテキトーなこと言ってるんじゃないか?
🤔根拠はあるのか?
→情報の専門性や根拠(E)を疑う思考
🤔つーかおまえは誰なんだ!
→情報発信者の権威性(A)、信頼性(T)を疑う思考
上記のような疑問や不安が頻繁に浮かびそうな記事(人物)に対して、「EAT レベルが低い」と Google は判断しているとおもわれます。
そのような記事に対しては、検索順位が上がりにくくする対応を取るでしょう。
反対に、「EAT レベルが高い」とGoogleが判断するケースは、たとえば以下。
- 医療従事者が医療についての情報を発信している
- 管理栄養士が栄養についての情報を発信している
- 経済学者が経済についての情報を発信している
“EAT レベルが高い” と言うまでもなく、検索順位で上位を取りやすくなります。
この2つのコンテンツは、それぞれ別のサイト運営者によってつくられました。
しかしどちらも、おなじテーマについて書かれたものです。
コンテンツの中身を見比べてみると、質も量も大差ないように見えます。
では2つを分けている要素は何ですか?
そう、E-A-T!!(声高らかに)
(ぶっちゃけ、何%くらいのウェイトを占めているかはわかりませんが、重要視していることはたしかです)
ここまでの内容で、「EAT が何なのか?」「なぜ重要なのか?」がざっくり理解できたとおもいます。
情報発信において EAT は必須ですが、「すべての情報発信において “高レベル” のEAT が求められるか?」と聞かれればそうでもありません。
そこでつづいては、高レベルの EAT が必須の場合とそうでない場合について確認していきます。
高レベルのEAT が必須の場合
高レベルの EAT が必須となるのは、おもに YMYL(※)に関する情報を発信する場合。
Your Money of Your Life の略で、情報の信頼性を必要とする、人生の幸福(お金・健康など)に関わる情報のことを指す。
具体的には、以下項目に該当する情報のことです。
- 科学
- ニュース
- 財務、法務、税務アドバイス
- 住宅や子育ての問題に関するアドバイス
- 趣味(楽器など)
高レベルのEAT が必須でない場合
たとえば以下のような情報を発信する場合、高レベルの EAT は必須ではありません。
- 商品やレストランのレビュー記事
- ユーザーを楽しませる記事
高レベルの EAT がなくとも、人々の役に立ったり、楽しませたりすることができるからです。
根拠となるのは以下。
一部のトピックでは、正式な専門知識は必要ありません。
多くの人が非常に詳細で役立つレビューを書いたり、フォーラムやブログなどでヒントや人生経験を共有しています。
これらの普通の人々は、「人生経験」というトピックの専門家であるとみなされます。(意訳)出典:Google 検索品質評価ガイドライン「3.2 EAT」項より
EAT はどうやって高めるの?
EAT が Google に重要視されている以上、EAT レベルが高ければ高いに越したことはありません。
本章では、「EATレベルを高める4つの方法」についてご紹介します。
- 専門知識を高める
- 根拠(データ)を示す
- 理解しやすいように伝える
- 定期的に内容を更新、最新化する
それぞれ解説していきます。
専門知識を高める
EAT レベルを高めるための第一手は、専門知識を高めることです。
専門家になれるかどうか不安ですか?
安心してください。
僕がこのブログで、まぁまぁディープな SEO 情報を発信できているのがその証拠。
いまはなにも専門知識がないとしてもだいじょうぶ!
きっと1年後には、あなたも何かの専門家です。
それに専門知識の形はひとつではありません。
特定の病気を持つ人々が個人的な経験を共有することは、毎日の専門知識の形です。(意訳)
出典:Google 検索品質評価ガイドライン「3.2 EAT」項より
たとえば長年自身が闘病している、あるいは看病しているなど、日常的に特定の病気と接する経験があったとします。
その経験をもとに発信する情報は、専門的な教育や訓練を受けていなかったとしても、「専門知識とみなす」と解釈できます。
このとおり、「経験」によっても EAT レベルを高めることが可能です。
経験がユーザーの役に立つことを、Google は知っているからです。
根拠(データ)を示す
あなたのコンテンツの正しさをどう判断しますか?
それには根拠(データ)を示しましょう。
あなたがコンテンツ内で「○○は○○だ!」と述べるたびに、いくらかのユーザーさんは心のなかでこう言うでしょう。
🤔「本当に?その根拠は?」
このようにユーザーさんに何らかの疑問が発生するコンテンツは、EAT が低いと言えます。
逆にそれらの疑問を解消できれば、EAT は高まるということです。
方法はカンタンです。
これにより、あなたがその道の専門家でなくとも、手軽に EAT を高められます。
理解しやすいように伝える
特定分野のスペシャリストでないと理解できないような、難しいコンテンツがネット上にあふれかえっています。
こういった専門的な内容をかみ砕いて説明したコンテンツをつくることは、EAT を高めることにつながります。
「何の専門知識も持たないひとでも理解できるようなレベル」まで落とし込むのが好ましいでしょう。
(ただし、相手にしたい読者層による)
これをおこなうには、その内容への深い理解が必要です。
良く調査し、良く学ばなければなりません。
膨大な手間がかかりますが、惜しんでいてはいけません。
その手間こそが「あなたを専門家にする」からです。
定期的に内容を更新、最新化する
定期的にコンテンツの内容を最新化することは、あなたが特定の分野のスペシャリストであることを証明する手段のひとつです。
積極的に最新情報をキャッチし、すぐさまコンテンツに反映していかなければならないため、少なからず労力はかかります。
しかし、常に最新の情報をユーザーさんに提供できれば、言うまでもなくEAT は高まります。
まとめ:EAT を高めるための急所
- 専門知識を高める
- 根拠(データ)を示す
- 理解しやすいように伝える
- 定期的に内容を更新、最新化する
上記によって EAT を高め、あなたが何かの専門家になろうとする目的は何ですか?
それは、「ユーザーさんの役に立つため」であるべきです。
忘れないでください。
すべてのコンテンツは、この目的のために存在します。
では今回はこの辺で(`・ω・´)ゞ
このブログに出会ったがさいご。
笑いながら、楽しみながら、ブログを継続するしかない。
ブログで稼ぐ?ブログで成功?
そんなものは、ブログを楽しんでから言え!
楽しめ!笑え!ほ〜ら挫折ゼロだ!
あ、ブログ楽しみましょう☆